いつの間にかうちに約束のネバーランド全巻があったので読破しました。
盛大にネタバレしているので、結末知らない方はご注意を。
この作品、率直に言って最初のGFから脱出するところがピークな作品だったなと思いました。
主要キャラクターのエマ、レイ、ノーマンのそれぞれの心情が複雑に絡み合いつつも敵方であるママやシスターとの心理戦はとてもおもしろい。
そして、ノーマンの出荷という大いなる犠牲を払いながらも脱出に成功する場面は本当に爽快でした。
ここで完結でも良かったw
正直その後の展開があまりにも読めなさすぎるのでどうなるのかな?と思いきや、いきなりの大ピンチにソンジュとムジカが登場。
これまでもいろいろとご都合主義っぽいところは散見されていたけど、これはあまりにも、、、と感じました。
その後、ミネルヴァがいると思われる地点にあるシェルターにたどり着くわけですが、ここにオジサンことユーゴがいるという設定も個人的には納得がいかない。
奇跡のようなGFの天才3人に加えてありえないような幸運が重なったからこそシェルターまでたどり着けたわけですが、その前にたどり着けているというのがちょっとあり得ない感じ。
そして、このユーゴの行動が訳分からん感じで、あえてエマとレイのどちらかを殺そうとするし。
この辺で設定的にも心情的にも、ん??という感じになってきました。
その後も残念ながら簡単に言えば雑な設定が目立ち、GF脱出時のあの細やかな心理戦の描写はどこにいったのだろうという感じです。
もともとはジャンプ連載の作品らしいので、脱出後は付け足しという感じだったんですかね〜
あと、個人的には正直あまり絵が好きなタイプではなかったのも残念でした。
そういう意味ではストーリーはとても良いと思うので、じっくり腰を据えて小説にしていたら最高だったかもな〜と思っています。
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