Redmine をインストール後にやること

Redmine のインストールは、Redmine のインストール をどうぞ。
本稿では、その後にやるべきことを参考までに挙げてみたものです。
詳細な解説が公式サイトにもあります。
http://redmine.jp/tech_note/first-step/admin/

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Redmine へのログイン

Redmine はインストールすると admin ユーザーが作成されますので、このユーザーでログインしてみます。
パスワードも admin です。
もちろん、ログイン後は admin ユーザーのパスワードを変更しておきましょう。

表示の変更

ヘッダメニュー[管理] の [設定] の [表示] タブで表示全般の設定が行えます。
ここで日本語表示にも設定できます。
Redmine はデフォルトだとユーザー名の表示形式が 名・姓 の順になっているので、特にユーザー名を漢字にするのであればここで変更しておきます。

また、[ファイル] タブの画面の 添付ファイルとリポジトリのエンコーディング に使用される可能性のある文字コードを設定しておくと、文字化けしにくくなります。
公式サイトで記載されている例だと、下記を設定すると良いようです。

utf-8,cp932,euc-jp

ホスト名の設定

なぜか Redmine はデフォルトでホスト名が localhost:3000 に設定されているので、正しいホスト名に変更します。
これは通知メール内に記載される URL に影響します。
[全般] タブの ホスト名とパス で設定できます。
プロトコルが https の場合には、その下にある プロトコル で HTTPS を選択しましょう。

Markdown 入稿

チケット作成時の入稿などで、自分は Markdown で入稿したいので、上記のついでに テキスト書式 を Markdown に変更してます。

ユーザーの作成

admin ユーザーだけでは不便なので、早々にユーザーを作成してしまいましょう。
ヘッダメニュー[管理] の [ユーザー] で管理できます。

マスターのカスタマイズ

Redmine には様々なマスター的なデータがありますが、それらのカスタマイズも必要であれば行います。
後からでもカスタマイズはできますが、いろいろと起票してからだと面倒なことになるので、可能であればチケットを作成する前に各種マスターの検討を行い、最初に設定しておくことをおすすめします。
とはいえ、ここの検討がいろいろあって難しいところですが。。。

ステータス

チケットのステータスです。
これにより、様々なタスクの進捗状況がわかるようになるので、かなり重要だと思います。
ヘッダメニュー[管理] の [チケットのステータス] で管理できます。

トラッカー

公式サイトではさかんに「チケットのカテゴリではない」と記載がありますが、個人的にはカテゴリだと思っても良いと思います。
用途としては、チケットの入力項目や取りうるステータス、ワークフローなどの仕様をトラッカーによって切り返すことができるようになります。
そういう意味では、category よりは type とか kind に近い意味合いに思いますが、別にカテゴリによって切り替えられると考え方でも良いような気がしますね。。。
いずれにしても、これを設定しないと使えないというものではないので、明確に設定する意味を理解していなければ設定しなくてもとりあえずは問題ないです。

ロール

よくある通常のロールですね。
ロールを作成するとそのロールに対して権限を設定でき、ユーザーを適切なロールに紐づけるといった構成になります。
ヘッダメニュー[管理] の [ロールと権限] で設定可能です。

ワークフロー

Redmine のワークフローは少々複雑です。
ワークフロー自体は、チケットのステータスの遷移の仕方を定めるものです。
例えば、[作業中] のあとは必ず [レビュー] を経てからでないと [完了] に遷移できないといったフローの枠組みを定めます。
これをトラッカーごと、ロールごとに設定することが可能です。
従って、トラッカーやロールをきちんと作成した場合には、かなり細かくワークフローを定めることができます。
また、Redmine のワークフローでは、各ステータス時の入力の権限、必須入力の有無をトラッカーやロールごとに設定することができます。
このワークフローも使いこなすとものすごく大層な設定になるのですが、最低限の設定(新規→完了まで遷移できる)でも使用することはできますので、特に方針がなければ最初はゆるゆるな設定で進めても構わないと思います。

プロジェクトの作成

ここまでで Redmine の一通りの共通設定は完了です。
あとは、管理をしたいプロジェクトを作成して、チケットを作成してタスクを管理したり、ファイルをアップロードして共有したり、Wiki のように情報を共有したり、、、などなど適宜 Redmine の機能を使ってプロジェクトを管理することができます。
プロジェクトごとに参照可能なユーザーをメンバーとして登録することができ、その際に前述のロールを割り当てることで権限設定ができます。
プロジェクトは親子関係とすることができ、この階層は特に制限がありません。
親から子へはメンバーの設定を継承することができますし、子孫のプロジェクトのうち権限のあるものだけをすべて表示するといったようなこともできるのでなかなか便利です。

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