概要
Dovecot をデーモンとして稼働させず、daemontools 配下として動作させる方法を紹介します。
ここで記述している方法がベストというわけではなく、あくまでも一例です。
ここで紹介している設定により、dovecot が何らかの原因でダウンしたとしても、daemontools により自動的に起動し直されますので、ダウンタイムが最小限で済みます。
設定方法
まず、適当に dovecot の daemontools 用のディレクトリを作成します。
# mkdir /var/dovecot # chmod 1755 /var/dovecot
起動ファイル run を以下のように作成します。
#!/bin/sh exec 2>&1 exec /usr/local/sbin/dovecot -F
ログ用ディレクトリを作成します。
# mkdir /var/dovecot/log
起動ファイル run はお決まりのものでOK。
#!/bin/sh exec multilog t ./main
一方、Dovecot 側では、ログを標準エラー出力に出力するように設定します。
Dovecot 参照。
あとは、これらを daemontools に認識させればOKです。
# chmod 755 /var/dovecot/run # chmod 755 /var/dovecot/log/run # ln -s /var/dovecot /service/dovecot
念のため稼働状況を確認します。
# svstat /service/dovecot
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