自分は口座情報の取得に Moneytreeを使っており、そこそこ便利に使っていたのですが、「楽天銀行への接続停止のお知らせ」というタイトルで下記のようなメールが来ました。
いつもMoneytreeをご利用いただきまして誠にありがとうございます。 マネーツリーでは、2020年6月1日以降、改正銀行法による銀行オープンAPIの制度化を受け、楽天銀行(個人口座・法人口座)を連携中のお客さまにご連絡しております。 2020年6月1日以降、MoneytreeアプリおよびMoneytreeに連携されているパートナー企業のサービス・アプリで、楽天銀行の口座情報の更新や新規の接続ができなくなりますのでご了承ください。 また、6月1日以降の表示については、5月31日以前の最終更新時のままとなりますので、残高取引明細の確認は楽天銀行が提供しているシステムをご利用ください。お客さまにおかれましてはご不便、ご面倒をおかけいたしますがご理解のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。 なお、楽天カード、楽天証券、楽天Edy、楽天スーパーポイントなどについては、引き続き接続いただける予定です。 当社としましては、楽天銀行とAPI接続の合意に至れるよう、尽力していく所存です。引き続き、利用者の皆さまにとってより良いサービスを提供し、お客さまの資産形成に貢献してまいります。 |
何事があったのか、、、と思って少し調べてみると、どうやら2018年6月施行の改正銀行法により、銀行オープンAPIが制度化されたらしい。
オープンAPIというのは、セキュリティなど一定の要件を充たす企業等であれば誰にでも公平にAPIの利用を認めることをいうらしい。
これは、基本的には利用者にとってはとても良いことだと思うのだが、どうもこのオープンAPIは無償ではなく有償のケースもあるようなので、これがネックになることはありそう。
個人的には、セキュリティ云々関係なく、利用者全般にAPIを公開して欲しいものだけどな。
もちろん、アクセス数の制限とかはあってしかるべきだと思うけど。
それはともかく、あくまもで利用者からすると当たり前のことだと思うが、普通は無料で自分の口座の情報を見ることができるのに、APIが有償だった場合には有料でないと口座の情報が見れないというおかしなことが起きてしまいますな。
それはともかくとして、今回 Moneytreeはこの影響で楽天銀行と交渉がうまくいかず、接続停止になってしまったと思われる。
何か情報あるかな?と思って探してみたら下記のような情報があった。
さらに探してみると、下記のようなマネーツリーの常務取締役とのインタビュー記事が出てきた。
このマーク・マグダット氏の言っていることはもっともなのだが、日本の銀行に期待するのはどうかな?というのが素直な感想。
このオープンAPIの制度化も、結局銀行が短期的に得られるメリットのためだけに使われていく方向で進むんじゃないかな。
いずれにしても、Moneytreeには楽天銀行との接続を早急に回復して欲しいと期待してます。
コメント
Moneytreeですが、楽天銀行の入出金明細のcsvファイルであれば、アップロードして登録できるようになったみたいですね。
https://help-link.getmoneytree.com/ja/collections/2435127-csvアップローダー
ほう。こんなのがいつの間にか出来ていたのですね。
情報ありがとうございます。
やっぱり接続するのは簡単ではないけど、なんとか回避策を設けたという感じですかね。