概要
WordPress は、オープンソースのブログ/CMS アプリケーションです。
まだほんのちょっとだけしか使っていないのですが、第一印象として、以下を挙げておきます。
・PHP で書かれているので、コードレベルでのカスタマイズが比較的簡単
・DB として MySQL を使うことが想定されているので、MySQL の無い環境では基本的には使えない(動作環境がやや限定される)
・ユーザーに権限の定義があるので、複数人で管理するCMS用途には便利そう
・ブログ/CMS は1つしか管理できない。複数設置したい場合には、その数分のファイル群+DBテーブルのセットを設置する必要がある
・インストールは非常に簡単
・JavaScript が多用されているせい?か少々動作が重い(MT ほどではない?)
個人的には、ブログとしても CMS としてもやや中途半端であるという印象を持っています(^_^;
そして、主に動作が重いことが気にくわないので、個人的には基本的には使っていません(/_\;)
インストール
日本語公式サイトからアーカイブを取得し、展開します。
PHP アプリケーションなので、展開したディレクトリがそのままプログラムファイルとして使用されますので、適宜 Web 参照可能な場所へ移動します。
% unzip wordpress-2.9.2-ja.zip % mv -i wordpress /path_to_anywhere/htdocs
展開したディレクトリ下の wp-config-sample.php を wp-config.php としてコピーし、適宜編集します。
以下、編集例です。
※ “********” は適当なキーを入れて下さい。
define('DB_NAME', 'wordpress'); define('DB_USER', 'wordpress'); define('DB_PASSWORD', 'pass'); define('DB_HOST', 'localhost'); define('AUTH_KEY', '********'); define('SECURE_AUTH_KEY', '********'); define('LOGGED_IN_KEY', '********'); define('NONCE_KEY', '********');
設定が終わったら、ブラウザで /wp-admin/install.php にアクセスします。
特にエラーが出なければこれでインストールは完了です。
PostgreSQL対応
MySQL よりも PostgreSQL が良いという人は、PostgreSQL for WordPress (PG4WP) というプラグインを使うことにより、WordPress を PostgreSQL で使うことが出来ます。
インストール
PG4WPの配布サイトからアーカイブを取得し、展開します。
% unzip postgresql-for-wordpress.1.1.0.zip
展開して出来たディレクトリ下にある pg4wp がプラグインディレクトリとなりますので、これを WordPress のプラグインディレクトリに移します。
% mv postgresql-for-wordpress/pg4wp /path_to_anywhere/htdocs/wordpress/wp-content/plugins
pg4wp ディレクトリ下にある db.php を wp-content 下にコピーします。
% cd /path_to_anywhere/htdocs/wordpress/wp-content/plugins/pg4wp % cp db.php ../..
この状態で MySQL の代わりに PostgreSQL が使われるようになりますので、あとは通常通り wp-config.php を設定して /wp-admin/install.php にアクセスすればOKです。
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