ある日なんとなく Adsense のページに行ってみたのですが、こんな通知が来ていました。
要注意 – ads.txt ファイルが含まれていないサイトがあります。収益に重大な影響が出ないよう、この問題を今すぐ修正してください。
といったわけで、この ads.txt という謎対応を行うことになりました。
ads.txt とは
ads.txt は、Interactive Advertising Bureau(IAB) というところが提唱している、いわゆる広告詐欺を減らすための仕組みです。
IAB はインターネット広告に関する米国の協議会です。
単に提唱しているだけであればどうでも良かったのですが、2018 年あたりから Google が採用しだしたようで Adsense を利用するのであれば設定する必要が出てきました。
設定方法
仕様を見る限りでは設定は簡単なのですが、1つ注意点があります。
ads.txt はルートドメインに置いておく必要があるので、ルートドメインの Web サーバの参照領域にファイルを置ける権限が無いと設定できません。
多くのブログサービスなどはこの制限に引っかかるようです。
上記の通り ads.txt はルートドメインの Web 参照領域に置きます。
つまり、http://xxx.xxx/ads.txt で参照できればOKです。
内容は下記の通り。
google.com, pub-0000000000000000, DIRECT, f08c47fec0942fa0
pub-0000000000000000 の部分は「サイト運営者 ID」を入力します。
サイト運営者 ID の確認方法は下記を参照。
https://support.google.com/adsense/answer/105516
なお、上記は Google Adsense の例ですが、他の広告も使っている場合には、1広告1行で羅列して指定することができます。
私的な補足
自分の環境だけかもしれませんが、冒頭に書いた Google Adsense の警告は、上記のように ads.txt を設置しただけでは消えませんでした。
数日消えなかったので気のせいだとは思えませんが、Google Adsense の画面でいろいろとサイト設定を整理しているうちに消えました。謎です。。。
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