M1チップの Mac mini で Rictyフォントを使う

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概要

Macのフォントといえば個人的には Rictyフォントです。
よく知らない方は Ricty フォントを使う をどうぞ。

このたび M1チップの Mac mini を購入したので、当然 Rictyフォントをインストールしようとしたのですが、いろいろとはまったためメモに残しておこうかと。
ただし、M1チップを取り巻く環境は日々変わっているので、すぐに役に立たずな情報になる可能性もありますな(/_\*)

インストール

まず Ricty系のフォントの前提として、大別すると Ricty と Ricty Diminished の2種類があり、それぞれでインストール方法が異なります。
ちなみに何が違うのかと言うと、日本語ライセンスが違うようです。(詳細確認してません)
基本的にはほぼ同じですね。

どちらも Homebrew を使ってインストールするので、Homebrew は前もって使える状態にしておきます。

Rictyのインストール

下記コマンドでインストールします。

% brew tap sanemat/font
% brew install ricty

しかし、うちの Mac mini 環境では下記のようなエラーとなりました(/_\*)

...
...
==> sh ./ricty_generator-4.1.1.sh Inconsolata-Regular.ttf Inconsolata-Bold.ttf migu-1m-regular.ttf migu-1m-bold.ttf
Last 15 lines from /Users/xxx/Library/Logs/Homebrew/ricty/01.sh:
migu-1m-bold.ttf

Ricty Generator 4.1.1

Copyright (c) 2011-2017 Yasunori Yusa
All rights reserved.

This script is to generate Ricty font from Inconsolata and Migu 1M.
The generated fonts are licensed by both SIL Open Font License (OFL)
Version 1.1 and IPA Font License Agreement v1.0.
Due to OFL 1.1 Section 5, it is PROHIBITED to distribute the generated fonts.

./ricty_generator-4.1.1.sh: line 1096: 15377 Abort trap: 6           $fontforge_command -script ${tmpdir}/${modified_inconsolata_generator} 2> $redirection_stderr
Remove temporary files
Abnormally terminated

Do not report this issue to Homebrew/brew or Homebrew/core!

ということで、当然この状態では使うことが出来ませんでした(/_\*)

Ricty Diminished のインストール

下記コマンドでインストールします。

% brew tap homebrew/cask-fonts
% brew install font-ricty-diminished

ちなみに、従来は brew cask install でインストールしていましたが、brew version 3 以降は brew cask install が廃止され、単に brew install でインストールします。

こちらは上記で正しくインストールされ、使用することもできました。
まずは一件落着。

VSCodeのバッククォート対応

Rictyフォントはそのままだと VSCode で使うとバッククォートまわりでおかしな表示になります。
詳細はこちら。

VSCodeのバッククォート表示がおかしい

使えるようになった Ricty Diminished フォントに対して、上記を参考にして fontforge を使って変換をかけます。
すると、下記のエラーが出ました。

dyld: Library not loaded: @rpath/libfontforge.4.dylib
  Referenced from: /Users/some/path/bin/fontforge
  Reason: image not found

正直何が悪いのか良くわからなかったのですが、とりあえず frontforge がおかしいっぽい気がしたので、下記のように frontforge を入れ直してみました。

% brew reinstall fontforge

すると!!エラーが解消しました( ̄ー ̄)
しかし!!正常に完了したように見えるのに、VSCode 上でのバッククォートの問題は解消されませんでした。。。
そして、結局最後まで解消できていません(/_\*)

Rictyフォントで解消する

前項の Ricty フォントのインストール時のエラーをもう一度見てみましょう。
これも実は frontforge で問題が起きているように見えます。
ということで、reinstall 後の frontforge を使って再度 Ricty フォントのインストールを行ってみたところ、、、正常にインストールできました!!

例によって理由はよくわかりません(/_\*)

さらに、Ricty Diminished フォントでは解消できなかった VSCode のバッククォート表示ですが、Ricty フォントでも同じ手順を実行してみたところ、こちらは問題が解消できました!!

ということで、私の環境では現在はここで記載した内容でインストールした Ricty フォントを使って特に問題なく使えています。

Ricty Diminished フォントでうまくいかないのは謎なので、もう少し M1チップまわりの動作が枯れてきた時点で、一度やり直してみようかなと思います。

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