はじめに
白源 (はくげん/HackGen) はプログラミング用途のフリーライセンスなフォントです。
自分はこれまではプログラミングフォントは主に Ricty を使っていてそれほど不満もなかったのですが、いわゆるアイコンを表示することができる Nerd Fonts が入ったフォントを使ってみたくなったので、HackGen を今回使ってみました。
Ricty でも Nerd Fonts を含めることはできるようなのですが、若干面倒だったのと、HackGen もとても良いフォントだという話は以前から聞いていたので、ちょうど良いので一度使ってみようかなという感じです。
ちなみに、Ricty フォントについては下記参照。
HackGen の詳細については、下記のリポジトリで詳細に解説されています。
https://github.com/yuru7/HackGen
インストール
Ricty と違って元となっているフォントのライセンスの問題がないので、HackGen は ttf ファイルを直接配布元から取得することができます。
macOS の場合は Homebrew で下記のように簡単にインストールできます。
% brew tap homebrew/cask-fonts
% brew install font-hackgen-nerd
あとは適宜、iterm2 とか VSCode とかのフォント設定を変更して HackGen を使うようにすればOK!
ちなみに、フォントファミリー名が ”HackGen35” なものは、文字幅が半角3:全角5のものです。
また、末尾が “NFJ” なものは、Nerd Fonts と日本語文字のコードがかぶった場合に、日本語表示を優先するバリエーションとのことです。
つまり、HackGen Console NFJ を選択すれば良いと言うことになるかな?
今のところ、自分はこれを使っていて良好です。
感想
Ricty を使っていた時と比べた率直な感想です。
ただ、まだ HackGen は使ってみて日が浅いので、もう少し長い期間使ってみると感想も変わってくるかも。
- HackGen は Ricty と比べると余白が少なく感じる。字体自体は HackGenの方が格好良く見えるのだけれども文章として見た時には Ricty の方がバランス良く見える。たぶんそのせいで、個人的には Ricty の方がキレイであると感じ、視認性も Ricty の方が高いように思えた。
- ただ、HackGen の方がフォントの厚みがあり、その点では HackGen の方が良い。
- HackGen は、0(ゼロ)の中に点があるタイプで、これは個人的には若干違和感がある。キレイに入れられるなら斜線の方がしっくりくるかな
といったわけで、見た目だけなら Ricty の方が若干良いかなと思いました。
でも慣れのせいかもしれないレベルですねー
ただ、Ricty はライセンスの問題があるので、何か問題があったり拡張しようとしたりする(例えば、今回の Nerd Fonts 追加とか)といちいち面倒だったりするけども、HackGen はそういった問題が無いので、今後いろいろな使われ方をしていく上でメンテしていく必要があることを考えると HackGen の方がいいかなーという気もします。
とりあえず大きな不満はないので、しばらくは HackGen を使っていこうかなと思います!
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